社会共創学部新設、正式発表 愛媛大
愛媛大は31日、松山市道後樋又の愛媛大本部で記者会見し、2016年4月の社会共創学部開設と学部・研究科の改組を正式発表した。27日付で文科省の認可を受けた。大橋裕一学長は「地方創生の中核として機能を一層強化する」とした。
社会共創学部は、産業マネジメント▽産業イノベーション▽環境デザイン▽地域資源マネジメント―の4学科。大橋学長は「地域が抱える複雑な課題を地域ステークホルダー(利害関係者)と協働して解決できる人材の育成を目的とする」と説明。法文学部長の西村勝志設置準備室長は「(4学科は)人口減少▽地域の産業衰退▽地域コミュニティー崩壊▽グローバルな気候変動と自然災害―という4課題に基づいている」と述べた。
法文学部は1学科3コースとし、学科ごとの入試から学部一括入試に変更。教育学部は、教員免許の取得を目的としない3課程を廃止し、教員養成に特化。合わせて教職大学院を設置し、教員養成の質と量を高めていく。